開催期間:2025年11月19日 (13:30~16:30)
形式:オンライン(Zoom)
「ライフストーリーワーク困難な事例のケース検討」セミナーは、ライフストーリーワークで想定される困難な事例について、どのようにしたら、子どものニーズ・最善の利益に合致したセッションを展開できるのか、事例の検討を関係者で重ね、実践可能なやり方を模索し検討する機会として設けられた新しいセミナーとなっております。
今回で、第2回目の開催となったライフストーリーワーク困難な事例のケース検討セミナーは、全国の都道府県より(秋田、福島、茨城、栃木、千葉、東京、新潟、長野、岐阜、大阪、、広島、山口、宮崎、鹿児島)14都府県と幅広い地域より、計27名の方にご参加いただきました。
ご参加いただきました皆さまより、平均評価4.2(5点満点評価)をいただいており、素晴らしいご感想をいただきましたので下記にまとめさせていただきます。
参加された多くの方が、LSWの実施で事実を伝えるにあたっての伝え方や、その後のフォロー、家族の事情によって制限されている場合の工夫点、その他、他機関での取り組み方など、今抱えれいる課題について情報収取し、LSWの実践力を身につけたいと言う方が多く、実際に参加され、困難な事例を元に、各機関とグループワークを通して意見を出し合いながら一緒にLSWを考える流れは、その後の才村先生からのアドバイスも含め、工夫点や留意点が捉えやすく、実践力を付ける有意義な時間になった様子でした。
特に実施にあたっての留意点として、どんな場合でも本人へのアセスメントは重要で、本人の言語理解力を考えた上で事実を伝える際の言葉選びの大切さ、また関わる職員全体のサポート力や把握しておくポイントは重要な部分であり、また、どんな保護者にも事情があるため、親の弱いところも認めていくよう寄り添うことで、難しいとしている距離感であったり同意を得ていく、その為の親へのアセスメントも大切であるといったアドバイスは、困難な事例を扱って行く上で、とても重要だと再認識できたのではないでしょうか。また、どんな事例でも嘘やごまかしをせず、丁寧に伝えていくことは、子ども本人が自分が何者であるかをわかるようにしていく大切な部分であり、不安を抱えさせないため、後々に辛い思いをさせないために重要になっていくとし、多くの参加者のこころに響いた様子でした。
引き続き今後も、さまざまな困難な事例のケースを話し合う場を提供していきたいと思います。




